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バディ・セイのリリック

バディ・セイの詩や曲を紹介・解説していきます。ちなみに各所にて朗読会・コンサートも不定期ではありますが開かれています。詳しいスケジュールは、パフォーマンスの項を参照してください。

※カセットテープ、CDに収録されているバージョンと一部違う箇所がありますが、あくまでもここに掲載されているものが元となっています。

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◆丘の上の生活

* 丘の上に立つ big house

ガレージ付きの big house

ゆったり余裕のリビング

I want a big house on the hill

 

きっと主人は chairman

車付きの chairman

Backseat in the Cadillac

I want a big house on the hill

 

見上げると 光るシャンデリア

夕日のオレンジに照らし出されて

とどかない ハイクラス・ライフ

鞄を抱え直し 通り過ぎながら

 

*(Repeat)

 

(間奏)

 

見上げると 白いコンサバトリー

降り注ぐ朝の日を 反射させて

届くだろうか Oh!

ネクスト・ジェネレイション

息子の手を引き 坂を下りながら

 

*(Repeat)

〜解 説〜

◆「年収の5年分でマイホームを買えるようにする・・。」とは、何年か前の政府のキャッチフレーズである。それから何年の月日が流れたであろう。未だ我々勤め人にはBig House はおろか、中古の建て売りすら手が出ないのが現状だ。あの豪邸に住んでいるのはどんな職業の人だろうと考えながら住宅街を歩くとき、そこには強い憧れと激しい劣等感が混在する。

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◆私の肩に触れないで

* Pon-pon-pon-pon・・・・・・・

Pon-pon-pon-pon・・・・・・・

Tu-ru-ru-ru・・・(don't touch my shoulder)

Tu-ru-ru-ru・・・(don't touch my shoulder)

 

みんな手に手を取って 踊りましょう

さあさ夜が明けるまで 唄いましょう

しゃれた甘いささやき私 受け入れて

あなたとならばOK この世の果てまでも

 

I was working, day after day

尽くしてきたこの私の肩をあなた

ポンッと叩いて捨てるのね what can I do

 

みんな手に手を取って 怒りましょう

そして夜が明けるまで 泣きましょう

 

(間奏)

 

何も知らずに子供たちが はしゃいでる

その横ではやつれた妻が 泣いている

こんな私のささやかな 願いごとは

またあの笑顔で言って欲しい「お帰りなさい」と

 

I want a job, to night from day

尽くしてきたこの私の肩をあなた

ポンッと叩いて捨てたのね what can I do

 

みんな手に手を取って 怒りましょう

そしてまた朝が来たら 仕事さがしましょう

 

*(Repeat)

〜解 説〜 

◆戦後最高の失業率にあえぐ日本。受験戦争を生き抜き、会社の為にとがむしゃらに働き続けてきた40代・50代の人たちが会社の都合の為に肩をたたかれる。バブルの頃は社長だってあんなに浮かれていたじゃないか。 Pon pon pon と肩たたきにあった勤め人の苦悩。「おじさんは、家族を養わなきゃならんのだ!」と誰に対して訴えれば良いのか分からない悲しいリストラの歌。 

 

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◆スーツケースの中身

君が描き残した 二人の夢を

命を掛けてでも 掴みたいから

流れる雲の反対側へ

何もかも捨ててくるよ

スーツケースの中身を

 

僕一人では 何も出来ないって意味が

君を失った今 やっと理解できたよ

一人きり 本当に一人っきりなのさ

朽ち果てそうな この僕が

見えるかい 空の上から

 

雨の夜の交差点で

いないはずの君の声が語り始めた (確かに聞こえた)

 

*駆け抜けるだけが 能じゃないのよ

ほんの少しペースを落として

足の裏の地面の温度を感じるの

周りの風景 身を包む空気を感じるの

 

**それが mmh・・・

生きてるってことよ・・・

 

打ちのめされた ちっぽけなこの僕にも

少しの勇気は まだ残っているはずだから

この世が終わって 僕一人になったとしても

決して忘れないさ

スーツケースの中身は

 

(間奏)

 

夕暮れの駅の改札で

いないはずの君の姿がスーッと通り過ぎた (確かに見えた)

 

*(Repeat)

 

**(Repeat)

〜解 説〜

◆約1年前、友人に捧げるために久々に書き下ろした曲。酔っぱらって言い争いになった揚げ句、飲み屋の裏の駐車場で雨の降る中、初ライヴ?を敢行した。その時ちゃんと唄えなかったので今回録音をすることにした。今回のこのテープの製作にしても振り返ってみると、あの夜感じた不思議な力があったからこそ出来たような気がする。

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◆OH, MY SONG 2000

10年前のあの町の臭いも

思い出とともに宇宙の彼方へ

燃えていたのさ 身も心も

それが今じゃあ ha- このざまさ

 

通りの向かいの いつもの店で

することもなく カップをすする

これぽっちも変わらない日々

時間だけがこぼれ落ちてく

 

* それでも

Oh-, my song 2000

おまえ達を抱きしめて

Oh-, my song 2000

この時代に唄ってみるさ

 

(間奏)

 

ミレニアムのお祭り騒ぎは

一体誰が唄い踊っているの

カウントダウンの後に昇るお天道様が

四角い形をしていたら驚いてやるよ(なんてね)

 

(間奏+SE)

 

(ナレーション)

駅の裏手の飲み屋のテレビから

「新しい時代の幕開けですよ」と

もっともらしくあおり立てられても

私の酔いは深まるばかり

 

さあさ ねぐらに帰ろうか

ここにいるのはしゃがれ声の中年男

ボロボロボロボロ 音を立てて

過去の夢が崩れ落ちた男

ぽろぽろぽろぽろ 羽を震わせ

胸の奥で虫が泣いてる男

 

10年後のこの町の臭いも

きっとこんな味がすることだろう

あの頃はいい時代だったと

きっと誰かに語っていることだろう

 

* (Repeat)

〜解 説〜

◆高度経済成長は終わった。「明るく、元気にプラス思考で生きること」が妄想であったことを知った。私は私の歩幅で精一杯、今日一日を生きているというのにテレビのスイッチを入れると、その日の我が家のムードまでもが勝手につくられてしまう。そんなつくられた祭りのハイテンションとはうらはらに、どんどん沈み込んでいく現実が2000年の日本なのだ。それでも私は大切な人のために今日も歌を唄う。

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◆ボスのおもひで

(イントロ:ドボルザークの「家路」)

我らのボスの住むアパートの

薄暗い階段を上って行く

これから始まる会合は

マフィア映画顔負けの恐ろしさ

 

他愛もない挨拶もそこそこに

ボスはゆっくりと立ち上がる

「裏切り者がこの中にいる」と

ボスはオイラを指さした

 

*あー! 思い出したくない

今の今までそう思っていた

でも話さずにはいられない

ボスがいたから生きてこれたのだから

 

即座にオイラは袋叩きにあって

ボスのアパートから放り出された

町を歩いていても誰もが見て見ぬふり

ここで暮らし続けることはもう出来ない

 

(間奏)

 

*(Repeat)

 

隣り町の連中に夜道で

オイラは囲まれ辱めを迫られた

そこへ我らがボスが現れて

オイラのかわりに踏みつけられた

 

*(Repeat)

 

ドボルザークの家路を聞いていた

あの頃はもう遠い昔

帰ろう帰ろう家に帰ろう

今じゃボスは堅気の勤め人さ

〜解 説〜

◆地域が共同体として機能していた時代には、子供達はその共同体の中で一種の集団を形成していた。大抵どの町のどの学校にも、いわゆるガキ大将を頂点とするグループが複数あって、そのグループ同士がお互い接触し合っていたものだ。仲間、敵、親、教師、地域の人々という共同体の中で、少年達は他人との距離の取り方、すなわち人間関係の技術を生で体得していたのだった。(サラリーマンも同じさ)

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◆でぃあ こうすけ

こうすけ こうすけ かわいいよ

こうすけ こうすけ かしこいよ

 

いつでも どこでも きみは はしりまわっているけれど

そんな げんきな きみが だでぃーは だいすきだから

 

こうすけ こうすけ おおごえで うたおうよ

こうすけ こうすけ はっぴーばーすでー とぅ ゆー

 

(間奏)口笛

 

こうすけ こうすけ すばらしいよ

こうすけ こうすけ かっこいいよ

 

たまには まみーに きみは おこられることもある

だけど くよくよしないで おおごえで わらいとばそう

 

こうすけ こうすけ せかいへ とびだそうよ

こうすけ こうすけ はっぴーばーすでー とぅ ゆー

 

こうすけ こうすけ りりしいよ

こうすけ こうすけ かがやいてるよ

 

きみも 11がつから おにいちゃんになるんだよ

しっかりと まみーを たすけてあげてね

 

こうすけ こうすけ うえをむいて あるこうよ

こうすけ こうすけ はっぴーばーすでー とぅ ゆー

 

だでぃーと まみーは きみのことを あいしてるよ

 

はっぴーばーすでー こうすけ

〜解 説〜

◆子を思う親の気持ちは、いつの時代にも、どこの国々でも変わらない。また親が子に対する望みもそう大きくは変わらないのではないか。それはとるに足らない本当にささやかな望みに違いないのだ。生まれ来てくれてありがとう。生きていると実感できる時間を持てることを君たちに感謝する。私も人並みに愛情を持つことができる人間だった。それは、無条件に与える愛情であって、それ以上でもそれ以下でもない。

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ハッピー・バースデー・ベイビー

Happy happy birthday, baby ・・・・ to you

 

今日は 君の Birthday baby

君にあげる My heart

もう 子供じゃない でも 無邪気な My lover

You're only 38

 

君は 見つめる 38 candles

悲しそうだ Your heart

わかる その気持ち だから かわいい My baby

I'm just 36

 

* Happy, happy birthday

君がいる

Happy, happy birthday

僕のもの

 

** 思わず 君に I love you

愛してる My heart

忘れないでくれ 僕の心 In truth

You're only 38

 

*(repeat)

 

**(repeat)

〜解 説〜

◆いつも邪魔者扱いばかりされている日本の男たちよ!怒るか萎えるかしか道がない訳じゃあない。ここは逆手を取って、妻に歌でも唄ってあげようじゃないか。大事にされなくてもいい。休日に家に居づらくても我慢する。「おまえのことだって愛しているんだよ」ということを見せてやろう。ちょっと気合いを入れたりなんかしないと言えなかったするのだけれど・・・。通常この手の曲は歌詞の中にSixteenとかSeventeenとかくるものなのですが、驚くなよ!38(thirty-eight)、38、38!!!

 

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バスはゆく

* バスは くねった道を登って行く

左へ右へと揺れながら

これにはちょっと グロッキー

寝不足続きの私の身体

それでも構わず 構わずバスは行く

 

峠を越える この道以外に

トンネルくぐる平たい道も

真っ直ぐ走るバイパス道も

きっとあるには違いないけれど

何故だか気づくと このバスだったのさ

 

** オー!危ない!ai-ai

アー!怖い!ai-ai

吊り橋が揺れているのは何故だろう

ha---a-aaa, huuuu・・・・

 

(間奏)

 

バスは くねった道を登って行く

左へ右へと揺れながら

真っ直ぐ天まで 登って行って

山や川を一飛びすれば

タイヤも減らずに 楽ちんだろうに

 

湖畔に続く この夢の道は

あの頃描いた風景 そのまま

自分が選んだ このガタゴトバスで

もしも無事にたどり着けたなら

空に向かって ウォーッと叫ぶよ!

 

** (Repeat)

 

〜解 説〜

◆誰もが個人的な問題を抱えて今を生きる。今の現実は、無意識的であったとしても自分自身が選んだ道の結果なのだ。後戻りは出来ない。現実を受け入れて進むしかないのだ。吊り橋を渡ろうとすれば大きく揺れてドキドキする。しかし渡らなければ目的地へ辿り着くことは永久に出来ない。体力が衰え、バスに酔ってしまう中年男のひ弱さが涙を誘う???

 

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そんな私なの

* 帰りたくない いつまでも一緒にいたい

そんな思いを胸に秘めて

苦しんでいる私なの

 

流れ行く街灯りに 照らされ輝くあなた

夜よ この二人を包んでおくれ

いつまでも Oh- いつまでも

 

この世の果てまで一緒に行こうと

見つめ合って誓いを立てたい

道に迷ったとしても 苦しくないわ

あなたがいれば

 

*(Repeat)

 

(間奏)

 

たとえあなたが 他の誰かに心奪われても

それがあなたの選んだ道ならば

笑って言うわ 「さよなら」と

 

*(Repeat)

 

〜解 説〜

◆誰もが一度は経験したであろう淡く切ない恋。人間、恋をすると“あばたもえくぼ”に見えてしまうから不思議だ。つまり“あばた”だって“えくぼ”だってどちらでもいいのだ。他人はとやかく言いたがるもの。そんな無責任な連中はほっておいて、君はその“イモにいちゃん”に命をかければ良い。恋とは自分にしか見えない不思議ですばらしいものなのだから。

PS>笑って言うかどうかは別として、「さよなら」と言えるのが究極の愛じゃないかな。異論はあると思いますが・・・。

  

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ステラ

三行半(みくだりはん)を下そうとしてる ニンシン中の妻へ

やり直そうと哀願してる 情けない男のうたさ

 

Oh, ステラ oh, ステラ 愛してるよ oh my  ステラ

Oh, ステラ oh, ステラ この腕の中へ 戻っておくれよ

 

欲望のまま 欲望という名の電車に乗って

極楽という町に降り立ち 暮らし始めた二人さ

 

朝目が覚めて 匂いたつ

お前の作る 朝飯が

俺には死ぬほど必要なんだ

 

* Oh, ステラ oh, ステラ 愛してるよ oh my  ステラ

Oh, ステラ oh, ステラ ステラ、ステラ、ステラ ただ呼ぶよ

 

(間奏)

 

男は夜の街でギャンブル トランプ遊びに更けて

妻と過ごすよりも仲間たちと 遊ぶのを好んだ

 

Oh, ステラ oh, ステラ 愛してるよ oh my  ステラ

Oh, ステラ oh, ステラ 心入れ替え 大切にするよ

 

男は真面目に働きだした そして妻に尽くした

でも女の心は戻らない もう何も感じられない

 

蒸しかえす夜に どこからか聞こえる

女の唄う 子守歌が

俺の骨の隙間に入り込む

 

* (Repeat)

 

三行半を下そうとしてる ニンシン中の妻が

もう無理よと開き直った どこにでもある話さ

 

Goodbye〜!

 

〜解 説〜

◆あれほど熱く愛を誓い合い、そして暮らし始めた二人。でも現実はそんなに甘くない。時が経つのと同時に女の心は離れていく。男にはそれがどうしてなのか全く分からない。「俺は昔のままだぜ!お前を愛してるのさ!」とマッチョぶっても状況は何も変わらない。なぜなら、所帯を持ったくせに昔のままで何も変わらないことこそが、女にとっては我慢ならないことなのだから。「こんな話どこにでもあるさ」と、誰もが思ってしまうところに、私は言葉に出来ない悲しさを感じてしまう。

 

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異国の君

異国の君に僕は聞く

しかめっ面でぶっきらぼうに

大丈夫だよな、本当に 大丈夫だよな、本当に

異国の君は 異国の君は 仕事をしてる

 

それでも僕は不安だから

少しやさしく話しかける

どこから来たの、遠くかい どこから来たの、遠くかい

異国の君は 異国の君は 仕事をしてる

 

とても遠くの国の名を

返す言葉の味気なさ

それじゃあ貰うよ、一つだけ それじゃあ貰うよ、一つだけ

異国の君は 異国の君は 仕事をしてる

 

(間奏)

 

自国の君は僕よりも

きっと身分は上だろう

ありがとう、いただきます ありがとう、いただきます

異国の君の 異国の君の 料理を食べる

 

〜解 説〜

◆正直に言わせてもらうと、西欧において日本人は完全に格下の人種として扱われている。彼等は、あからさまに表に出さなくとも、精神的にわれわれを縛りつけて苦しめる。それでは、日本において、我々は外国人をどう扱っているのだろう。アジア系、中東系、アフリカ系に対する我々の態度を思い起こしてみよう。鎖国の国日本。この国は、陸続きの西欧よりも異国を受け入れることが苦手な民の住む島なのかもしれない。

 

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◆ヘイ! OYAJI

 

* 足の悪い 主人がやる居酒屋で

いつも見かける 一人酒飲む勤め人

ヘイ! OYAJI, あんたの人生(もっと)聞かせてよ

 

一緒に酒を 飲んでもいいですか?

お郷里はどちら? お子さんはおいくつ?

ヘイ! OYAJI, あんたの人生語ってよ

 

** ヘイ!ヘイ! ヘイ! OYAJI、ヘイ!ヘイ! ヘイ! OYAJI

ヘイ!ヘイ!ヘイ! ヘイ! OYAJI、ヘイ!ヘイ! ヘイ! OYAJI

ヘイ! OYAJI, あんたの人生もっと聞かせてよ

 

(間奏)

 

ワシの生まれは 大雪小雪の田舎でよ

爺と婆しか どこにも住んでねえ

ヘイ! 青年、 あんたもう一杯どうだ

 

(間奏)

 

借金終えりゃあ 息子は家を出る

カミサンと二人きり 話すこともない

ヘイ! OYAJI, 人生ってそんなものか

 

** (Repeat)

 

* (Repeat)

 

** (Repeat)

 

〜解 説〜

◆町で安酒を飲んでいても、40代・50代の理由(わけ)ありっぽい人が増えているように感じる。一昔前のワイワイ同僚と騒いで飲むというよりも、一人手酌で飲む輩が明らかに増えた。リストラ、レイオフ、ファミリー、ハローワークといかにカタカナで誤魔化してみても、所詮そこには日本の今の闇がある。「会社は人員整理を行い私は失業した。私はこれから家族をどう養って行けばよいというのか。今は職業安定所通いの私である」と言ってみると重すぎる。やはり男はつらい。

 

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◆ローン35

 

* ローン ローン35、ローン ローン35、ローン ローン35、ローン ローン35, Yeah!

 

** 手に入れたいのさ そうさ欲しいんだ(ローン ローン35 〜)

今しかないんだ 君と組めるのは(ローン ローン35 〜)

でも必要なんだ 俺じゃあ力不足かい?

 

孤独な戦いに俺は挑むのさ(ローン ローン35 〜)

とても永い戦いだけれど(ローン ローン35 〜)

あの娘と暮らすため 俺はやり抜くだろうよ

 

俺のランチは マッシュポテトに 水を飲んで 堪え忍ぶ

それもこれも あの娘と暮らすため 35年の辛抱さ

 

もう若くはないこの俺さ(ローン ローン35 〜)

力もナニも衰えていく(ローン ローン35 〜)

明日は今日より苦しいはずさ

 

(間奏)

 

俺のディナーは アリゲーターと 命がけの戦いさ

それもこれも あの娘と暮らすため 35年の辛抱さ

 

**(Repeat)

 

*(Repeat)

 

(賃貸・マンション・一戸建て・・・・・)

 

〜解 説〜

◆「ローン35」は、我ら庶民を助けてくれる強い味方である。でも若くないとなかなか助けてくれないのである。それに助けた見返りを要求するので、助けてもらうのをちょっとためらったりするのである。でもそれなりに人生、歳を重ねてくると助けてもらわなければ、ニッチもサッチもいかない場面が必ずやってきて、「どうしようか・・・」などと考えているとすかさず彼は手をさしのべてくるのである。来年は助けてもらえないかもしれないので、とりあえず今助けてもらおうというような、非常に後ろ向きな選択を庶民は(余儀なく)したりするのである。というか彼の方が一枚上手なのである。

 

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◆7本のキャンドル

 

つい昨日まで甘えて泣いていたのに

いつの間にか自分で考え歩くことを覚え

「ダディー、それは違うよ」なんて

そんな生意気 でも誇らしい

 

7本のキャンドル

皆に愛され幸せなおまえ

一本一本吹き消す顔は

無邪気にはしゃぐ子供の顔だ

 

泣きながらピアノ弾いていたのに

いつの間にか自分と戦うことを覚え

「マミー、もう一回やるよ」なんて

そんな頑張り ほほえましい

 

7本のキャンドル

皆に愛され幸せなおまえ

大きな舞台で演じる顔は

きりりと締まった大人の顔だ

 

(間奏)

 

目を開けることすら出来ずにいたのに

いつの間にか自分で泳ぐことを覚え

「シスター、ここにつかまりな」なんて

そんな優しさ 素晴らしい

 

7本のキャンドル

皆に愛され幸せなおまえ

バスで座席を譲った時の顔は

一人前の男の顔だ

 

〜解 説〜

◆この世に生まれ出るときは、誰もが何も持たず裸のままだ。それがもの凄いスピードで、あらゆる物事を吸収し、良いことも悪いことも身に付けて大人になってゆく。大人は気づかないかもしれないが、子供達は日々悩み、苦しみ、葛藤しながら成長しているのだ。いつの間にか逞しくなっていく子供達のそんな戦いを見守り続けることが、私達大人の役割なのかもしれない。そのためにも平和な安心して暮らせる環境を子供達に提供する事が、全ての大人の義務であると思う(それには命を懸けるべきである)。我々も昔は子供であったことを思い出してみよう。

 

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◆キョウコちゃん

 

* キョウコちゃん 機嫌なおしておくれ

Oh, キョウコちゃん 笑顔つくっておくれ

眉間の皺は かわいいおまにゃ 似合わない

 

お前の生まれた昭和37年

プロレスブームだ力道山

マツダのキャロルは37万円

レコードシングル290円

 

ブラザース・フォーが来日したぜ

ジョージ・チャキリスも踊りに来たのさ

おそまつくんが連載開始

原っぱの土管で遊んでた

 

* (Repeat)

 

(間奏)

 

* (Repeat)

 

お前の育った昭和38年

鉄腕アトムが登場だ

少年キングがたったの30円

「狼少年ケン」ババンボバンボン

 

ジュークボックスが町中に溢れ

「こんにちは赤ちゃん」が大ヒット

「スキヤキソング」が海を渡って

全米レコード協会から表彰された

 

* (Repeat)

 

キョウコちゃん 機嫌なおしておくれ

Oh, キョウコちゃん 笑顔つくっておくれ

感謝してるよ ベイベー 本当にありがとう

 

〜解 説〜

◆この不景気風の中、仕事と家庭の狭間で身もだえ、昭和30年代へのノスタルジーへと男の心は迷い込んでいく。「プロジェクトX」シンドロームに代表される懐古現象も、あちこちに作られる「昭和30年代コンセプトタウン」もすべてこの現実逃避現象に他ならない。でも精神的に一杯一杯の我々にとってそこはオアシスのような世界だったりするのである。

 

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◆人生アドバイザー

 

* 私はアドバイザー(ヤァー、ヤ、ヤ、ヤ、ヤァー)・・・

私はアドバイザー(ヤァー、ヤ、ヤ、ヤ、ヤァー)・・・

 

仕事の失敗の処理の仕方も

銀行からのお金の借り方も

嫁・姑関係の修復の仕方も

(何でも聞いてちょうだい)

 

** 相談 dan-dan-dan にのってあげる

Don-don-don-don どんなことも

尊敬されてるみんなから

私 人生アドバイザー

 

イエスと言いなさい

いえいえそれはノーですと

テキパキ答えを出す

町中のみんなが慕い集まる

何でも知ってる私のもとへ

 

結婚相手の決め方も

美味しいレストランの情報も

娘さんの就職先も 教えましょう 

私 人生アドバイザー

 

(間奏)

 

でもでもでもさ

ここだけの話

私のワイフ

とっても怖いのよ

おまけに息子はグレちゃって もう

家の中はギクシャク、ガタガタなのよー(エッー!)

(だけど人の)

 

**(Repeat)

 

*(Repeat)

 

〜解 説〜

◆男は誰でも表の顔と裏の顔を持っている。アルマーニのスーツでキメている奴が家ではステテコ姿で鼻をほじっていたり、ポルシェのオープンカーを乗り回している奴が6畳一間でカップラーメンをすすっている姿に、私は人生の光と陰の不思議を感じてしまう。この曲の主人公である人生アドバイザーも自分が人生に疲れきっちゃっているところが私にはたまらなくオチャメで親しみ深い。どこかの国のポリテシャンやコンサルタントにこんな人いそうだなあ・・・。

 

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◆メルのレストラン

 

トラック行き交う 桜の道に

メルのレストランはあったのさ

学校帰りの自転車こいで

やさしいにおいを感じたさ

 

アー、あのレストラン 大人になるときのあの感じ

あたたかいあの雰囲気 もう子供じゃない a-a-a-ha-han

 

おんぼろバイクで 蝉時雨

メルのレストランへ行ったのさ

土曜の夜の初めてのデート

君の唇見つめたさ

 

アー、あのレストラン 君といられるこの気持ち

熱く燃える僕の胸 結婚しようよ a-a-a-ha-han

 

落ち葉の絨毯 黄色い道の

メルのレストランでパーティーさ

今日はママのハッピー・ハッピー・バースデー

家族の絆を確かめた

 

アー、あのレストラン 笑顔の家族に囲まれて

パパはとっても幸せだ 時間よ止まれ a-a-a-ha-han

 

(間奏)

 

朝 目を覚ますと 白い町

メルのレストランへはもう行かない

私は年老いてひとりぼっち

古い写真に語るだけ

 

アー、あのレストラン 私も一緒に枯れ果てた

何もかもが雪の下 寒い夜よ a-a-a-ha-han

 

アー、あのレストラン 行ってみたいが行かれない

行けば思い出駆けめぐる さよなら さよなら a-a-a-ha-han

〜解 説〜

◆春夏秋冬。生老病死。青春・黄昏。またはレストランという場所(place)における人間の半生の定点観測。

 

 

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