(イメージ写真)
※長谷川雄啓:DJ 佐藤GIN:佐藤
(バディ・セイの「Oh,
My Song 2000」が流れ終わって・・・)
DJ :(笑)これあれですね。大晦日の夜、除夜の鐘がこう鳴り響く時にですね、これ6分21秒ありますから、紅白歌合戦を見る方は紅白歌合戦の蛍の光が終わった後にですね、これをかけて新しい21世紀を迎えてもらいたい。・・・絶対やだね!(笑)うーむ、いいっすね。
佐藤:いーや、僕今この写真にノックアウトされてます。
DJ :いいでしょう。
佐藤:いいなあー。何かね、僕のおじさんにこういう人いるんですよ。
DJ :いーやー、マジですか?こんな人っすか?
DJ&佐藤:(笑)
DJ :しがない三十男の切ない魂の唄声をあなたに、ということで基本コンセプトは「男の哀愁」「男の苦悩」「男のいやらしさ」「男の弱さ」「男の底力」「男のロマン」。バディ・セイですよ!いいでしょう?
佐藤:いいっす。いいっす。いいっすねー。
DJ :ねっ!
佐藤:なんでこれガレージの中でストラトキャスターかな、ほんとに。
DJ :(笑)この人ね、ルックスもね、あのなんて言ったらいいんでしょう。ちょっぴり広くなったおでこで、あのメガネがですねカッコよくてですね・・・、誰って言ったらいいですか、大泉滉さんのロックンロール・バージョンって感じかな。・・・いいんですよ。
(似てる?)
佐藤:見に行きたいですね。どこでライヴやってんですかね。
DJ :ライヴ絶対いいと思うなあ。・・・36歳。はい、すばらしい!役者も昔、実はやっていたということでね、うーむ、これはいい。あのー、吐き捨てるように「ハッ!」って言う(笑)入ってくるのもすごくいいし、これどうですか聞いてて、GINさん初めてでしょバディ・セイ。
佐藤:いやー、噂に違わぬですね、もう・・・ほら、ニュース番組のねミレニアムの締めくくりで、その年代に合ったものをダイジェストでパーッとやる、その後ろに流れてたらこれドンズバですね、この曲は。
DJ :あー、本当に言えますね。倒産した会社更生法とかを申請した会社の社長たちの涙流してね、某証券会社社長とか、あーゆー絵のパンパンパンとフラッシュのバックに流れたら最高ですね。・・・そんなこと言ったら不謹慎な発言でしたか今のは?いやー、でもみんな頑張ってるんですよ。
佐藤:そうですね。
DJ :それだけ?(笑)
佐藤:あのね、いやちょっとまじめなこと言うと、やっぱサウンド知ってますねこの人。僕はね聞いてて、おいおいドアーズが来たかって感じ。
DJ :僕はカンサス・ダスト・イン・ザ・ウィンドだったなあ。
佐藤:これでもうハモンドのオルガンなんか「テーレレレーレ・・・」来たか!みたいな感じでね。いやあ、ねえー、もうどうのこうのじゃないですね。
DJ :うーむ、これ6分21秒くらい手元の時計であるんですが、聞いてて長く感じないって言うか、あの途中途中に出てくるあの歌なんかもね、アフリカっぽいというか、どっかの民族っぽい音楽・・・中南米っぽい唄いまわしが出てきたり、色々するそういった味付けなんかも、ものすごく良く出来てるし、で、徹底的に暗いのは、徹底的に暗い方へ僕行ちゃった方がいいと思っていて、ただ唯一救いになるのが、ちょっとGINさんも印つけてて、それはどういうニュアンスか分からないけど、そう「抱きしめる、おまえたち」っていう相手が、対象があるってことが、この主人公にはものすごく救いのような気がするんですよね。そこにちょっと一筋の光明がさしているってところが、とってもいい楽曲だなあって僕は思うんですけれどもね。まあ、このバディ・セイは、そういう意味で言うとリアリティがものすごくあって、それでちょっとアイロニー的部分も持ちつつのって感じでね、何かこうものすごく大好きなアーティストなんでね。ライヴとかやるあれがあったら本当に前もってちょっと教えて欲しいなあ。
佐藤:見たいですね。
DJ :見に行きたいっすよね、これねー。うーむ、ほんとほんと是非是非教えてもらいたいと思うのと、2001年も是非このまんまの形で。何かアドバイスするって言ったらあります?
佐藤:そーですね、でもまあ要はコンセプト、コンセプティブなことやってる訳なので、そのテーマの見つけ方みたいなことですかね。他にだから・・・といいつつ、やっぱりでも「男の哀愁」「男の苦悩」でしょ。「男のいやらしさ」「男の弱さ」・・・
DJ :いやらしさっつーのがいいなあ。
佐藤:なんか、どうかなこういう感じって、ある年齢までいっていれば、長谷川さんとか僕とかだと、「これ分かる分かる」ってあるじゃないですか。その中で意表を突くような何かこう一つ違った観点であると面白いんじゃないかなと思います。
DJ :アンテナを張り巡らしてということでしょうね。期待してますよ。頑張ってください。バディ・セイ、「Oh,
My Song 2000」でした。
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