◇リラ・メディテーションのすすめ <2004.12.08 第4号>

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□メディテーション(想う)・・・STEP3・・・(1)

 

 さあ本題の「想う」を始めるところまで話を進めてまいりました。「リ

ラックス」で心と身体を緩め、「日常の記憶」で想像の練習をしてきました。

 

 「なあんだ結構簡単じゃん」と思うでしょうが、簡単といえば簡単、深く

掘り下げようと思えばいくらでも深くいくことができるのが、この「リラ・

メディテーション」の特徴です。

 

 ただ、このメルマガでは、ほんのサワリというか、超ダイジェスト版とし

てご紹介していることを忘れてはいけませんよ。こうして、文字で説明する

にははっきり申し上げて限界があります。本来は実際に身体を動かしながら

チェックし合うような、実践講座みたいな形が理想ではあります。メルマガ

という方法では、それを手っ取り早く、分かり易く、そしてシンプルに表現

しないといけませんので、内容が広く浅くになってしまうことに関しては、

どうかご了承ください。

 

 将来的には、もっと「リラ・メディテーション」を深く知りたい方のため

に、当メルマガ「読者オフ会」的に実践講座も企画したいと考えていますの

で、待っていてくださいね。

 

 

 さあ本題に入りましょう。メディテーション-「想う」ことの実践です。

日常の記憶でも説明しましたが、心の中のキャンバスに、まざまざと具体的

なイメージを想い描きます。そうすることによって潜在意識にその想いが染

み込んでいき、今後の行動の原動力となるのです。

 

 つまり想ったことに向かって無意識的に行動し、最終的にはそれが実現し

ます。逆にいうと悪いイメージも我々の潜在意識は拒否することなく受け入

れてしまいます。潜在意識は意識でコントロールできないからです。潜在意

識には検閲機能はまったくないのです。

 

 ですから、これは皆さんの良心というか道徳心の問題ですが、前向きで良

いイメージで想い描いてください。逆にいうとそれは人間が思い描きがちな

悪いイメージを封じ込め、圧倒的な良いイメージで塗り替えていく作業とい

ってもよいでしょう。

 

 

 まず座布団かクッションを用意してください。そして、腕時計やアクセサ

リー、メガネなどははずしましょう。携帯電話の電源ももちろんオフです。

自分の部屋をリラックスしやすい、集中が途中で中断されない雰囲気にして

みましょう。

 

 座布団をお尻の下に入れて、足はあぐらをかきます。足首を腿の上に乗せ

る、いわゆる座禅の形にはしなくて結構です。あくまでリラックスですから、

普通のあぐらでよいのです。

 

 背筋を伸ばして座ります。手はあぐらをかいた両腿の上で、いわゆるOK

マーク、親指と人差し指を合わせて、手のひらを上にして自然に置きます。

 

 目はリラックスの時と同じく半開きが理想ですが、はじめのうちはつむっ

ているほうが集中しやすいので、つむることにしましょう。

 

 おへその下の下腹へ意識を集中してみましょう。まず口からフゥーッと

下腹がペチャンコになるまで息を吐き出します。次に鼻からゆっくりと息を

吸い込みます。すると胸、そして下腹が膨れていきます。

 

 お尻の下に座布団が入っていますので、下腹(いわゆる丹田といわれると

ころ)が開きやすくなってると思います。この呼吸を1回約10秒くらいか

けて、ゆっくりと15回ほど繰り返してください。

 

 この時、心の中はゆったりとした気持ちに満たされはじめているはずです。

目をつむった裏側の模様を見てみましょう。チラチラと万華鏡のように変わ

っていくのが見えるはずです。

 

 そして自分がホッとする風景を思い描いてみましょう。大海原に椰子の木、

それに白い砂浜なのか、森の中の朝日がユラユラと揺れる静かな光景なのか、

実際に見たり行ったりしたことのあることでもいいし、雑誌や旅行パンフ

レットなどの気に入った写真でも構いません。

 

 ゆっくりと呼吸を続けていると、身体がとてもゆったりと、暖かくなって

きたと思います。

 

 

 さあ次のステップで、エネルギーを蓄えて、自分の欲することを想い描く

クライマックスへと進んでまいりましょう。

 

 

 

 

 

relamedi@infoseek.jp