◇リラ・メディテーションのすすめ <2005.01.14
第9号>
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□「集中すると時間が短くなる現象」について
■人生には良いときも悪いときもない。あるのはただ己の平常心を保つこと
のみ>>>(集中すると時間が短くなる現象)
(バックナンバー参照→)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/buddy-say/rmmaga.html
これは、アインシュタインの相対性理論みたいですが、リラ・メディテー
ションでいうこの現象とはこういうことです。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あっ、そうだ、それも途中だっ
た・・・・なんて経験おありでしょ。そんな時は、まず心を平らにして、頭
の中を整理することです。
まず、心がゆったりするような風景をイメージしてみましょう。胸の中心
に暖かい玉のようなものがゆっくりと回って浮いていると想像してみましょ
う。身体の中心にこの暖かく美しい玉が浮いています。
次にその玉をだんだんと下げていって、おへその下あたり(丹田)へと移
動させます。それから自分の今一番手に入れたいことを「想う」のです。す
ると、自然にモノゴトに優先順位がついて、混乱していた頭の中の、から
まった糸がほぐれていくのに気づくことでしょう。
好きなこと=自分の手に入れたいことに向かっている最中
この時、あっという間に時間は経ってしまうのです。これがリラ・メディ
テーションでいう良い状態です。凄いスピードで物事が進んでいき、エネル
ギッシュに突っ走っていますが、そんな時は必ず心身はリラックスした状態
なのです。(リラックスしているからこそ、突っ走れる状態になれるのです)。
逆に長く感じる時間というのは、あれもこれもと悩みが尽きない状態、そ
して悪いことばかり考えてしまう、これは悪い状態です。
ここでも「想う」ことによって、手に入れたいことに向かってみる。集中
することで悩みや他の悪いことを、どんどん良い「想い」でうち消し、良い
イメージに描き変えていくのです。
本当にやりたいことを持つ。これがヒントです。これを見つけるための内
観法については、次号でご説明します。
ここでメールをひとつご紹介させていただきます。
(前略)
>電気関係の営業をしているものですが、社内でも能力給の導入や早期退職
>勧告の実施など嵐が吹き荒れています。家族を抱え将来のことを考えると
>不安で仕方ありません。よいイメージを描こうとすればするほど横道にそ
>れてしまします。明日のことを考えると家族にいい顔も出来ないし眠れま
>せん。リラメディテーションの実践で何かかわるでしょうか。
(後略)
調度40代の私と近い世代の方からのメールでした。正に私も同じ不安を抱
えていますので、人ごととは思えません。
こう考えてみてはどうでしょう。明日の事ばかり考えていたら誰でも不安に
なってきます。そして不安になれば誰でも不眠症になったり、心身症になった
り、下手をすると命に関わる病気になったりしてしまします。ですから私はこ
う思うことにしています。「こんな苦しいことも今日一日なら耐えられるぞ」
と。そして次の日もまた同じように考えます。
一日の行動もパターン化して、起床から出勤、いつもと同じ道を歩き、いつ
ものようにオフィスで働き、いつものとおり電車に乗って帰宅します。そして、
ご飯を食べてお風呂に入り床につくまで、基本的な流れをつくってしまいます。
どんな時でも己の平常心を保つことが肝心なのです。こうして毎日を基本パ
ターン化することが、平常心をを保つのを助けてくれるのです。そして、毎晩
眠る前に自分をリセットします。そして翌日起きてまた新しい一日を生きるの
です。
大リーグのイチローが、試合当日は、朝起きてから試合開始まで、いつも
同じ流れで食事・移動・ストレッチなどをこなすというエピソードからも、平
常心を保つことの重要さが分かりますよね。
そんな風に一日、二日、三日・・・・と過ぎていくと、知らぬ間にその時の
悩みなどちっぽけなものに思えてきますから不思議です。ここでのポイントは、
平常心を保つために一日の基本パターンはつくりますが、良い波が来たら、ど
んどんパターンを捨てて、新たな基本パターンと差し替えていきます。まさに
前項でお話しした「わらしべ長者現象」ですね。
「想い」によって、良い方向にまわりが動き始めたら、どんどん自分の「想
い」を拡げていってください。自分も幸せになりますし、まわりの人たちも必
ず幸せを感じるようになりますから。
何度も書きますが、疑問を持つ前に、とにかくリラ・メディテーションを
1ヶ月実践してみてください。あなたにとって失うものはありませんから。