***We're afraid Japanese only.バディ・セイホームページ 2004.12.1 up-date

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新企画としてはじまった、バディの(自称)敏腕マネージャーS氏による「CD紹介コーナー」。このコーナーは当実行委員会無検閲の「S氏のS氏によるS氏のためのコーナー」であるため、独断と偏見に満ち、超主観的なものであることを予めご了承ください。

 

バディの敏腕マネージャー

S氏CD紹介/2004年12月号

 

ブロードウェイ・ミュージカルファンの方へ

 

私の尊敬するエンターテイナー、
エディー・カンター
バディ・セイ
に通ずるソウルを感じる

 

 ひとこと

 超久々のこのコーナーの更新。もう終わりかと思ったでしょ。これでいいのヨ。私が書きたいときに書くっていう約束だからネ。

 今回は手前ミソだけど、私のマネージメントするこのHPの張本人バディのCDを私が一刀両断するあるヨ。このアルバムも2003年9月リリースだったから、もう発売から一年以上、レコーディングからは一年半くらいたつのだ。それでも、まだタワーあたりで1枚、2枚としぶとく売れているというからまあよかったんじゃないの。(って人事かよ)。

 今回は分かりやすく、バディと同ジャンルの中島みゆきを取り上げて解説するぞ。(ってすごく分かりずらいぞ)。

 それじゃ、はりきっていってみよう!

 


<ピンクのジャケット>「私の肩にふれないで」

◆バディ・セイ/AOCD-1205 紙ジャケット¥2625(税込)

 このCD、何がスゴイかって、ジャケ・デザインがスゴイのだ。見てくださいこのピンク色。しかも紙ジャケ。予算がないから2色白抜きにした訳じゃないのです。マジでジャケに一番お金がかかっているらしい。(バディやバンドのメンバーのギャラじゃないところがインディーズっぽいでしょ)。
 デザインを担当したのが東京ナッツの代表取締役社長高橋氏。まだ彼が駆け出しのデザイナーだったころ、バディと「バディさんがファースト・アルバム出すときには、僕がジャケ・デザイン担当しますから、ロハで」。と口約束を結んでしまったらしい。その後、数年して会社を設立。大手広告代理店や上場企業のクライアントの信頼を獲得し、その筋では知る人ぞ知るデザイン事務所に成長した。この時点で彼はバディとの約束を忘れていたに違いない。
 しかし人生を狡猾に生き抜くバディは、彼の言葉の特に最後の部分を忘れはしなかった。「・・・ロハで」。これは業界用語でタダ(只)で、つまりノーギャラでやらせていただきますということなのだ。ある日、東京ナッツの電話のベルが鳴った。プルルルルッ〜、ガチャ。「あーバディだけど」。「あ、どうもご無沙汰しています」。「今度、MeがCD出すんだけどデザインやってくれる
よね!」。「あ〜、う〜・・・」。こうして契約が成立したのである。
 というのは半分が本当で、半分が嘘で、ギャラはレコード会社から支払われたが、彼の通常の仕事の相場からしたら破格のディスカウントだったのである。しかしアートとは金ではないのだということを彼は教えてくれた。このイラストもアリモノではなく、書き起こしですよ。中面も歌詞カードもナウでトレンディ(?)だし、それにCD盤面のドーナツ盤のレーベル部分の割合までもが計算され製作されたのでした。(スゴイぞ社長!)。
 こうして制作されたこのアルバム、肝心の内容のほうはというと・・・、まあ買って聞いてください。「音楽を言葉なんかで説明できないよ」。

※このCDの詳細情報、購入につきましては、こちらをご覧ください。→

 

<モノクロのジャケット>「私の声が聞こえますか」

◆中島みゆき/PCCA-00070 ¥2800(税込)

 バディのアルバム「私の肩にふれないで」が、このアルバムを意識して録音されたのは、誰の耳にも明らかだ。だってタイトルの響きが似ているじゃありませんか。冗談はマイケル・ジョーダンだけにして、、このアルバム1976年に渋谷のエピキュラス・スタジオで録音された。
 実はこのスタジオ、バディと我々にとっても思い出深いスタジオだったりするのです。その昔、若きバディがヤマハのポプコン渋谷DOIN'店大会に出場し、「花散る街角」という曲で優秀曲賞をとった時、このスタジオでの録音話が持ち上がったのである。ディレクターは棚野さんという方で、とてもバディのバンド(アフリカン・レッズ)に興味をもってくれたのです。
 その後、棚野さんはヤマハを退職され、この録音話もうやむやになってしまいましたが、「棚野さ〜ん、今どこにいるんですか〜!」。
 それから5年後くらいかな。今度はWAX TOPSというバンドの解散ライヴをこのエピキュラスのホールを貸し切って行ったのです。その後バディはソロになったのですが、この時は東急ケーブルテレビのカメラが2台くらい入って、繰り返し放送されたのですよ。
 でもプロモーション的にいったら解散ライヴなので、その後につながりにくい展開だったのですが・・・。そんなバディとともに過ごした当時を思い出してこのアルバムを聞いていると、妙にこみ上げてくるモノがあるから歳をとるということは困りものです。
 音楽的には、「ひとり遊び」と「渚便り」が好きです。「渚便り」のメロディー展開は、今聞いても斬新で気持ちよく感じます。そしてラストの「時代」については、説明するまでもないでしょう。
 中島みゆきのコンサートのチケットを手に入れたまではよかったのですが、急遽行かれなくなり空席にしてしまったことが、何よりも苦い思い出です。
 ということで今回の勝負はピンクとモノクロ、共に健闘し引き分けで〜す。

※このCDの詳細情報、購入につきましては、こちらをご覧ください。→近所のレコード屋さんの店頭

 

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